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THE WIND-UP BIRD CHRONICLE
数年前に挫折して放置されていた小説
"ねじまき鳥クロニクル"3部作を最近読み終えた。

作者は村上春樹で
自分は常に本を読んでるようなタイプではないんだけど
小説の、絵も映像も音も付け加えられてない
自分の脳味噌でイメージするだけのシンプルな場所にフっとびたくなって
たまに読むことがある。

で、読んでる途中で挫折して数年間熟成させていたぐらいだから
特別村上春樹信者ということもないんだけど
今まで多少いろいろな作家の本を読んでみながら
その中の一冊として村上さんの本を読んでみたところ
それ以降、他の作家の表現がなんというかトゥルトゥルで
ソウメンのようにひっかかりなく身体を通過してしまう感覚になった。

村上さんの表現は、二郎系ラーメンさながら
アブラやらニンニクやら科学調味料を食道にこびりつかせながら
胃もたれと共に身体を通過する、という感覚があって
理解できない箇所とか、ここのセックス描写絶対いらないよな、という感想を持ちながらも
もうソウメンの生活になんてアタシ戻れないと思っている俺は
ちょっとした村上ファンなことは間違いない。

今回の"ねじまき鳥クロニクル"も
胃もたれを求めている俺には持ってこいの作品で
特有のゾクつく展開や、アクの強い登場人物や
「井戸」「バット」「208号室」「顔のない男」「首吊り屋敷」
という不穏なアイコンが数々登場して
それでこそ数年間熟成させた甲斐があったというものです。

過去"1Q84"を読んだときも絵に描きたいと思いながら
結局描かないまま通過してしまったので、今回は落書きを。
興味を持った方は読んでみるがいい。


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